店長ブログ
試食
コンフォートゾーンとは、その人が慣れ親しんでいて
ストレスや不安を感じずに過ごせる、心理的な安全領域
のことですが、
スーパーに買い物に行くとつい安いもの、毎回買ってるもの
に手が伸びてしまい、今まで食べたことの無いものを手に
とろうとすると何とも言えない不安感(?)不快感(?)
が発生し、結局普段と同じものを買っているという事実を
認識しながら自分のコンフォートゾーンを感じている
桑原です。
さて、日々試作を継続しています。
最近特に多いのがお客様から食材をお送り頂き、
「これでなにか作ってみよ~(^0^)デキルデキル」
的なお題です。
先日は、アスパラが届きました。
「さーなにか作ってみよ~(^0^)」です。
ご依頼を頂いたこっちは試行錯誤四苦八苦の始まりです。
(メンチカツ、又はコロッケに刻んで入れてみるか?)
(でもそれだとアスパラの細長いシルエットを活かせないな)
(肉を巻いてみたらどうか)
(そもそも供給頂くアスパラのサイズは、常にこのサイズを
いただけるのだろうか。時期によって変わらないだろうか)
(加工する前にボイルすべきか、そのまま加工して良いのか)
(根元の部分って固いんだっけ?少しカットすべき?であればどのくらい?)
(皮ってそのまま食べれるんだっけ?むかなくちゃダメ?)
他の仕事をたんまり抱えている状態で以上の疑問(ごく一部)
を解決しつつ、現場に試作できる状態のレシピを作らなければ
なりません。
しかもこれがひとつではなく5個10個と連なります。
でも人間面白いもので、やってると慣れてきます(きついけど)。
朝筋トレしてるとその解決策がいきなり天から降りてくることしばしば
(で、筋トレ終わると忘れてたりする(T0T))
お話しは少し変わり、大好きな言葉「量質転化」。
数をこなせば、それは質に変わる。
やる前から質を求めずとにかく数をこなすことを目標にする。
現在試作中のポークナゲット。
何度も試作し確実に品質は向上中。
しかしもう少しのところで足踏み状態。
その最後の仕上げの段階に入ってます。
肉のジューシーさ、やわらかさ、旨味、風味。
配合を決めるために試作しました。
計12パターン
この数の試作をこなすのは本当に大変でした。
ただ、頭でウンウンうなっても確信は持てない。
であれば行動あるのみ。
試食も大変でしたが(お腹いっぱい)結果最適解に
たどり着くことができました。
量をこなすことは遠回りに見えて実は一番近いのかも。