店長ブログ
自然
小さなころ
実家が養豚を中心とした農家で
休みの日にどこかに連れて行ってもらった記憶が
ほとんどなく、当時は家族旅行する友達がうらやま
しく旅行ではしゃぐ大人の姿に異様な印象を受け
つつ(大人もはしゃぐんだ・・・)、自分が大人に
なりお出かけに連れてゆく立場になり、出かけた先
でも仕事のことが頭の大半を占めてしまい逆に不安
を感じていることに習慣の影響力を感じている桑原
です。
先日久しぶりにこの本をオーディブルで聞きました。
ご存知の方も多いかと思いますが、マクドナルドを
日本に持ち込み広めた人として有名な方です。
本の内容をめっちゃざっくり一言でいうと
「ユダヤ人は信用が第一」ということです。
世界の人口の0.2%のユダヤ人が
ノーベル賞の20%を取っていると言われます。
(違ってたらすみません)
つまりそれだけ頭脳が優秀な人が多いわけです。
ユダヤ人の間で語り継がれているタルムードと
いうお話しがあるそうです(日本昔話的に多数の
お話しがあり)。
お母さんが子供に読み聞かせるそうなんですが、
面白いのがお話しが途中で終わってしまうそうです。
桃太郎が鬼を退治しましたとさ、めでたしめでたし。
というように結末まで語られず、その後どうなったと
思う?と問いかけるようになっているようです。
例えば、キツネがブドウ畑のブドウを採って食べたい
と思い、畑を覆っている柵をすり抜けるため食事を抜き
ダイエットして細くなり柵をすり抜けお腹いっぱいに
ぶどうを食べた。
そしたら食べたブドウで体が大きくなり柵を出れなくなった。
見つかったら殺されてしまう。
①ぶどうを全部吐き出して逃げるか
②せっかく食べたのもったいないから消化されて再度体が細く
なるまで待つか。
さあどっち?!
子供に①or②で考えさせる。
答えは、体がでかくならない程度にほどほどで食べるのをやめる。
というようなことを言うそうです。
要は、答えに無い答えを考えさせることが大事。
話脱線しまくりましたが、この本で最も印象に残ってるのが
海外に食器を輸出する話しです。
ユダヤ人との取引でスプーン、フォークだったか洋食器の
受注をうけ、産地に製造の依頼を確約した。
念の為産地に納期を確認したら全然間に合ってない。
間に合わせるように言っても、「しょうがないっしょ(^-^)」
みたいな軽い印象で切実感ゼロ。
納期に間に合わなかったらユダヤ人からの信用失墜。
どうしたか。
なんとか製造させ、船便で出す予定だったのを飛行機をチャーター
して間に合わせた。
結果、輸送費がべらぼうにかかって大赤字。
しかしユダヤ人はその経緯は知っていたが、そんなことは関係なく
「予定通り納品してくれた。ご苦労。」の一言で終了。
でもこれを繰り返すうちに「藤田は日本人には珍しく約束を守るやつだ」
という評判が立ったとのこと。
これに近いことしばしば起こります。
たとえば野菜。
まきばでも野菜を使った商品が多数あります。
しばしば天候不良等で日本全国的にある野菜が手に入らない
という事態が起こります。
そんなときは、片っ端から可能性があるところに問い合わせます。
たいがい断られまくりますが、不思議なものでどこからともなく手を
差し伸べてくれる先が現れるんですね。
しかし、通常の仕入れ価格の2倍は当然、何倍もの金額がかかることが
ほとんど。
利益なんて出ません、赤字です。
そんな時この本の内容が勇気をくれるんですね。
自然の力にはあらがえません。
でもしぶとくあらがってるとこの場では大損する
こともありますが長期的に見るとやっててよかった
という状態につながってます。
でもできれば損はしたくない(/_;)