店長ブログ
わらしべ長者
筋トレを習慣にし25年
気付けば年を取ったものだと思いつつ
体重的にはなんとか学生時代をほぼキープしつつ
最近全く新しい歌とか聞いてないし興味も持てない
ことに年齢を感じつつも継続することに自信を持ち
つつ、衝撃の出会いから一貫してボス「甘くない
イタリアーノ」を飲み続けている桑原です。
日々お客様からご依頼を頂いたり、自信で商品コンセプト
を考えたりしながら商品開発をしています。
ふと現在流通している商品ラインナップを見て振り返って
思うことは、いろんな商品を開発したけれど今現在も
売れ続けている商品は、ほぼ同じ特定のカテゴリーである
ということです。
本当に今までいろんな商品を開発してきました。
私は、自分の意見を元に作るプロダクトアウト型商品
よりも、お客様のご意見を聞いて商品を作るマーケットイン
派の考え方ですので、まずは求められたらチャレンジしてみよう!
の精神でいろんな商品にチャレンジしてきました。
極端な例が、「大学いも」。
まきばは、会社名の通りもともと父が養豚業を主とした農家
をしておりその豚肉のこだわりが生協様の目に留まり父の
豚肉の取扱が開始され、結果精肉加工業へ転身した経緯があります。
なので、まきばの商品のほとんどには豚肉が使用されています。
ある時お客様から
「某コンビニで大学芋がめっちゃ売れてるんだけどまきばさん作ってよ」
というお声がけを頂いたのが今からもう10年ほど前の春過ぎ頃。
「分かりました!やってみます!」
ネットでレシピを探しいざチャレンジ。
採用されるのはお盆過ぎころ。
一生懸命試作しました。ほぼ手作りです。手間がかかる分価格も高い。
また開発しながら気づいたのですが、この時期さつまいもは端境期
(収穫されない時期)なので手に入らない(;゚Д゚)ドウスンノ
思考錯誤し手あたり次第業者さんを当たった結果、輸入のさつまいも
冷凍ダイスカットがあることが分かりそれを仕入れてなんとか商品化
できました。
満を持して誌面企画にて販売。
用意した数量を大幅に下回りたくさんの在庫を抱えました(;O;)
(後で何度か企画してもらってなんとか在庫は消化頂きました)
こんな感じの商品は、ほんとたくさんあります。
しかし今現在は、残っていません。
たくさんの商品同士の競争の結果弱いものは淘汰され強いものが
生き残った結果です。
この「強いもの」はなんであるか。
お客様の要望にヒントが隠されています。
現在まきばで流通している商品に「レンジで簡単タレカツ丼」があります。
揚げて凍結した薄切りのヒレカツと甘辛いタレのセットです。
カツを皿に移してレンジアップし、タレを回しかけ、白飯
を盛り付けた丼に乗せて、更に残ったタレもかけて召しあがり
頂くというお手軽且つ新潟県でポピュラーに食べられている
一品です。
初めからこれを考え付いたのではなく長い経緯がありました。
①学校給食向けにヒレカツを提案してたら、調理時間が短い
ので短時間で揚げられるように薄切りにしてほしいと言われた
②この薄切りヒレカツをカタログ販売のお客様に提案したら
簡単に食べれるように揚げて凍結してほしいと言われた
③揚げて凍結したヒレカツを提案したら、化学調味料を
使用していないおいしい小袋のタレがあるからセットして
商品化してくれないか、ちなみにカツは一口サイズに!
とのご依頼を頂いた
(結果、新潟名物のタレカツ丼のセットに偶然なった)
④このタレカツ丼を提案したら、カツをもう少し食べ応え
のある大きめサイズにして、更に揚げ油をnonGMO(遺伝子組換えなし)
にしてくれないかとの要望を受けた
①②③④の商品全て現在もご注文を頂いています。
マーケットイン×わらしべ長者が長寿命の秘訣かもです。